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フリマ・オークション・フリマアプリ販売リポートvol.5 総括!

2016年11月22日(火)

フリマ、オークション、フリマアプリ
どこで売る? 何を売る?

処分したいものがたまったので、この機会に遅ればせながらフリマアプリを初体験したり、久しぶりにオークションに出品したり、フリマガイドアクセスランキングの常に上位にランクインしている大井競馬場に出店したりしてみました。
5回にわけて、今回の不用品処分をリポートしております。


不用品処分 総括!


 この記事を読んで下さっている皆さんはフリマガイドのサイトをご覧になっている方ですので、皆さん少なからずリアルフリマに興味のある方だと思われます。
そこで質問です。皆さんはリアルフリマの良さってどんなところだと思われますか?


まずは東京都にお住まいの今田ゆり子さん(仮名)のお話から


今田さんは現在43歳。美術の専門学校の教師アシスタントの仕事を経て28歳でフリーのイラストレーターとして独立。35歳の時に結婚し、結婚後は主に自宅で仕事をしていました。子どもには恵まれなかったものの会社員のご主人と仲良く、平凡な生活をおくっているつもりでした。

ところがある日、ご主人から突然、「好きな人ができたので離婚して欲しい」と言われたそうです。イラストの仕事の締切前には夕食をお弁当で済ますような事はありましたが、基本的には仕事と家事を両立し、お互いに不満なく暮らしていると信じ切っていた今田さんは、突然のご主人からの申し出に大きなショックを受けたそう。ただ、人の気持ちは簡単に変えられないと離婚を受入れました。

しばらくは友人の家や実家に身を寄せてみたものの、だんだんと自分の離婚の経緯を知っている友人や身内と一緒にいることが苦痛になり、一人暮らしを決意したそうですが、仕事柄、人と会う機会が少なく、仕事の連絡も全てメールで済んでしまうため、家にこもりがちに。一人沈みがちな日々が半年ほど続いたそうです。

そんなある日、こんな事ではいけないと一念発起し、離婚の際に出た不用品を処分しようとフリーマーケットに出店することを決意しました。
元のご主人から生活に必要なものはすべて持って行ってよいと言われたこともあり、結婚していた頃に使っていたキッチン用品や食器類、雑貨などが一人ぐらしの部屋に散乱し更に自分をみじめな気持ちにしていることに気が付いたそう。
「捨てずにフリマで売ろうと思ったのは、家庭でも一人、仕事でも一人、口を開くと離婚の話になってしまうのが苦痛で友人や身内とは会っていませんでしたから、誰かと普通の会話がしたいと思ったからなんです」
フリーマーケットに出店するのは今回が初めてではありません。「経験があったのでこんな状況でも出店する気になったんだと思います。思いのほか沢山売れましたし、離婚以外のトピックで人と会話をするのが久しぶりで…。たくさんの人と会話が楽しめたのが本当にうれしかった。まだ自分は大丈夫だな…という気がして。来週も出店しようかな(笑)」

東京都にお住いの花田稔(仮名)さんのお話しも


花田さんはいわゆるバブルの頃から小さな雑貨卸売会社を経営していました。一時期はタイや中国で企画した商品を製作して卸すなど大きな金額を動かすような仕事もしていましたが、段々と経営が悪化し、2000年を迎える前に会社は倒産し、奥さんとも離婚してしまいました。

一人になった花田さんはそこからずっと当時の在庫をフリーマーケットで売り続けています。
「日雇いの配送のバイトとか色々やりながらね。最初の10年ぐらいは自分の会社の在庫を売って、売り切ってからは昔の仕事仲間から雑貨を卸してもらうようになったの。でも昔のようには売れなくなったから、3年ぐらい出てない時期もあったけどね」
花田さんは社交的な性格ではありませんが、毎週のようにフリーマーケットに出店している間に挨拶を交わすような顔見知りができて、フリーマーケットが居心地が良い空間になってきたそう。
「遠くの親戚より近くの出店仲間なんて思うことあったよね。今は少ないけど年金ももらっているからバイトはしてないんだけど、売れなくても、とりあえず家を出てフリーマーケットに出店することが健康のバロメーターでもあるのよ」

リアルフリマにあってフリマアプリやオークションにないもの


このお二人のスートーリーは、以前フリーマーケットに出店している人にフォーカスして記事を作成しようという企画が編集部内で持ち上がり(結局はボツになった企画ですが)取材させて頂いたお話しを要約したものですが、リアルフリマが単なる不用品を処分するだけの場所ではないことがよく伝わるストーリーではないかと考え、ご紹介させていただくことにしました。

リアルフリマにあってフリマアプリやオークションにないのはやはり直接の売り手と買い手のコミュニケーションです。値切ったり値切られたり、もちろんお酒を吞んでいるわけではありませんが、その品物を肴に知らない者同士の会話が盛り上がる。普段の生活では絶対に会話しないような世代の人とも会話できることが楽しい!と感じることがあります。

もちろん不用品処分にそのようなコミュニケーションを求めていない人もたくさんリアルフリマに出店されています。フリーマーケットに出店している人全員にこのような思いがあるはずはないのですが、それでもやはりリアルフリマの良さはそこにあるのでは!と考えることが多くあります。
子どもにモノやお金のありがたさを伝えたいからキッズフリマに参加させる。ママ友と盛り上がってその流れで近所の商店街のフリマに出店する。家族のレジャーの一環としてフリマに出店する。


大変なことや面倒な部分があるのはどこで販売するのも同じ



今回筆者は大井競馬場のフリマで売れなかったTシャツや照明をフリマアプリ、オークションで販売することができました。
これはこれで、不用品を自分の納得のいく価格で処分できたことに満足しています。リアルフリマは前日に売るものを用意したり、スーツケースや箱に詰めるなど、準備も大変ですが、フリマアプリやオークションも写真撮影、購入者からの連絡のやり取り、梱包に発送など意外と長期間にちょこちょことやることが出てきて、フルタイムで働いている人には意外と大変な作業だと思われます。しかし、中古でもなんでも、リアルフリマでもフリマアプリでも、「人にモノを売る」とういことは多少大変なこと。と心しておくべきだと感じました。そして、「不用品を捨てすにお金にすることの喜び」も同じなのだと思います。

5回にわたりご紹介しました編集部の不用品処分リポートはいかがでしたでしょうか。フリマアプリはなんだかんだ申し上げましてもとっても簡単に出品が可能な楽しいツールに間違いありません。今後もリアルフリマ、フリマアプリ、オークションを上手に使いこなしながら皆様にリポートしてまいります。

次回は12月半ばから末頃にリアルフリマに出店予定です!

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